子育て 小学1〜3年

入学前に知っておきたい、小学校生活のリアル

小学校入学前は、子どもだけでなく親にとっても不安が尽きない時期。 「ちゃんと登校できるかな?」「忘れ物ばかりしないかな?」と、期待と心配が入り混じりますよね。

実際に小学校生活が始まってみると、幼稚園・保育園時代とは違う“ギャップ”を感じる場面も少なくありません。

今回は、小学校入学準備や1年生の生活(行き渋り・登下校・持ち物・連絡帳の確認)など、入学前後に多くの家庭が悩みやすいポイントを中心にまとめました。

小学校生活への心構えを、編集部スタッフの体験談も交えながらご紹介します。

登校|「毎日同じ時間・同じ道」が意外と大変

小学校1年生になってまず悩みやすいのが、毎日の登校です。
入学前には必ず親子で歩いて危険なところや注意する点を確認しましょう。

学校が始まり、決まった時間に家を出て、決まったルートで学校へ向かう生活は、大人が思う以上に子どもにとって大きな変化です。 最初は元気に通っていても、 ・途中で疲れてしまう ・友だちとの距離感に戸惑う ・登校班に慣れない といった声もよく聞かれます。

可能であれば時々でも一緒に登校するなど、寄り添ってあげられるといいですね。

【スタッフの体験談】

H.S
H.S

入学当初は30分の道のりを登校班で歩いていましたが、足が止まったり、途中でお腹が痛くなったりとトラブル続き。また、頑張って歩けた日には、朝から体力を使い授業に集中できない日も。

そこで、まずは学校での活動を優先し車で送ることに変更。息子にふがいなさを感じてしまったり、甘やかしになるのかなとモヤモヤしたりしましたが、登校班のママから「車で行っている子は他にもいるよ、うちも毎日は歩けていないよ」と声をかけてもらえて心が軽くなりました。

M.O
M.O

次女が小1の5月頃、突然の行き渋り。

幼稚園でも一度あったので、まずは1~2日休ませて、その後は教室まで一緒に登校し、廊下で見守ってから少しずつ離れるようにしました。帰ろうとすると泣いて追いかけてくることもあり、私も仕事との両立に悩み、気持ちが沈むこともありましたが、幸い2週間ほどでまた普通に登校できるようになりました。

温かく関わってくださった校長先生には、今でも感謝しています。

振り返ると、2人目ということで卒園から入学まで長女ほど手をかけず、安心しきっていました。けれど、本人は環境の変化に不安を抱えていたのかもしれません。

頑張っていた次女に、もっと寄り添う時間をつくればよかったな、と感じています。

下校|帰ってくるまでがいちばん心配

小学校入学後、親が特に不安を感じやすいのが下校の時間。

学年ごとに下校時間が異なるので、1年生だけというのも心配の種ですよね。 帰宅時間が日によって違ったり、途中で寄り道してしまったりと、予想外のことも起こりがちです。

最初のうちは ・下校は何時か? ・どこへ向かうのか?(自宅・学童・祖父母宅など) ・誰と一緒か? など親子で毎日確認しましょう。
子どもが自分で判断する場面が少しずつ増えるのが小学校。

失敗も含めて経験と、受け止める気持ちも必要ですね。

【スタッフの体験談】

E.S
E.S

下校時間の変更を把握できておらず、1年生だった長男が親の不在中に帰宅して家に入れず近所の人に保護されていたことがあります。

その頃は、私は在宅仕事がメインで基本的には家にいたのですが、急に学校の予定が変わって早く下校してくることなどもあったので、下校時間の変更は悩みの種でした。

H.S
H.S

列になって学童へ向かって歩いていたはずが、気づけば一人で知らない住宅地にいたそうです。

そこから上級生に声をかけ、小学校に戻ってみたら?と言われ、学校に着くも(事故に遭わずよかった)玄関は施錠されていたため、近所の方に声をかけて職員用玄関のインターフォンを押してもらい解決しました。

上級生や地域の人に感謝しかありませんし、息子が話しかける勇気を持っていてよかったと思いました。

習い事|放課後のスケジュール管理は想像以上

小学校入学を機に、学校生活と習い事の両立に悩む家庭も少なくありません。

園時代と同じ習い事でも、新しい環境になじもうと頑張っている1年生には負担になりかねません。
平日の習い事の場合には、 ・宿題との両立 ・帰宅後のルーティン ・就寝時間の確保 などが課題です。

「全部ちゃんとやらせなきゃ」と思いすぎず、今の生活リズムに合っているかを見直すことも大切です。
習い事を金曜日や土・日曜日にずらすなども検討してみると良いかもしれません。

【スタッフの体験談】

Y.I
Y.I

幼稚園の延長で習い事をそのまま継続していましたが、疲れから授業中に寝ていることがわかりました。

初めての場所、初めて会うお友達。慣れない環境に疲れていたのだろうと思います。

本人はいつも以上に疲れていることに気づいていませんでしたが、学校の様子を聞いたり穏やかに過ごしたりする時間が大切だと気づかされました。

F.M
F.M

小学校のお友達が通っているスイミングスクールに自分も通いたいと言い出したので習うことにしました。

行きたい場所や内容を自分から細かに伝えてきたことに成長を感じました。

連絡帳・プリント|親も慣れるまでが大変

小学校に入ってから多くの保護者が戸惑うのが、連絡帳やプリントの把握です。

連絡帳は、学校と家庭をつなぐ大切なツールですが、 ・字が読みにくい ・書き忘れがある ・子どもが意味を理解していない など、最初は戸惑う場面も多いものです。
一緒に確認する時間を持つようにしましょう。

【スタッフの体験談】

N.Y
N.Y

保育園ではお迎えの時に先生と話ができ、行事のことなどもプリントに細かに書いてあったのであまり困りませんでした。

小学校に入り、まずプリントが同じ行事なのに何枚も分けてお知らせがきたり、書いてあることが違ったりして、子どもに聞いてもわからないと言うだけ。不明点を確認したくても先生と話す機会がないため、連絡帳に細かな質問を書いてみたり、保育園からのママ友さんに連絡してみたり。

最初は園時代と比べ、先生との情報共有の仕方に戸惑うかもしれませんが、子どもも親だんだん慣れてくるので大丈夫です。

E.S
E.S

入学時、まず字があまり書けないので、連絡帳を書けない、書いてこない。

最初は先生が書いてくれたり、サポートしてくれたりしていましたが、自分で書くようになると本人も読めない、何を書いたのか覚えていないというケースが多々。また、連絡帳独自の省略されている記号(「し」→宿題、「お」→お知らせ、「は」→配布物など)も学校ごとで違い、最初は何のことかわからず困りました。

持ち物|事前確認と“余裕ある準備”がポイント

小学校入学準備の中でも、持ち物に関することは特に多い悩みです。 持ち物準備で迷いやすいのが、「どこまでOKなのか分からない」問題。

キャラクター物は良いのか、学校指定はどこまで守るのか、入学前は判断に悩みますよね。
学校によっては ・キャラ物はNG、または控えめ ・ノートや下敷きに指定あり ・鉛筆の濃さや本数が決まっている など、細かいルールがある場合も。入学説明会の資料を見返して確認しましょう。

また、実際に授業が始まって気づくのが消耗品の減りの早さ。鉛筆や消しゴム、ノートなどは、気づくとすぐになくなります。

忘れたりなくしたりするのも、小学生にはよくあること。
よく使う物は少し多めに、家に予備を置いておくと気持ちに余裕が生まれます。 少しずつ慣れていくものとして見守れると安心ですね。

【スタッフの体験談】

T.K
T.K

うちの学校は勉強に使用するものはキャラ物NGだったので、文房具などは全て無地を選んだのですが、他の子は宝石がついた筆箱や、かわいい模様が入っているものを持っていて、「他の子はかわいいもの持ってる!私もああいうのが良かった!」と一悶着ありました。


また、卒園記念品として小学校で使用する物をいくつかプレゼントしていただけることを知らず、買ってしまった物もあったので、先に確認すれば良かった〜と思いました。

忘れ物|失敗から学ぶ時期

小学校生活で避けて通れないのが、忘れ物。 どれだけ準備しても、どうしても起きてしまいます。 つい先回りして防ぎたくなりますが、忘れた経験があるからこそ、次につながることも。

「怒る」よりも「どうしたら次は防げるかな?」と一緒に考える姿勢が、子どもの自信につながります。

【スタッフの体験談】

H.S
H.S

忘れ物の多い息子に毎朝怒ってばかりで、疲れ果てた末に考えた合言葉「ラスボス」。

ランドセル、水筒、帽子、スニーカーの最初の文字です。出がけに「ラスボス!」と言い忘れ物のチェックをします。登校時、下校時、学童から出る時に合言葉を言うだけで、ハッと思い出せるので忘れ物は減りました!

寒くなってからは息子の発案で「ラズボスうて!」に進化。上着と手袋が加わりました。

最後に|不安があるのは、ちゃんと向き合っている証拠

小学校生活は、登下校・持ち物・連絡帳・習い事など、入学前には見えにくい変化の連続です。 子どもにとっても親にとっても新しいチャレンジに、思い通りにいかない日があって当然です。 不安を感じるのは、それだけ真剣に向き合っている証拠。

完璧を目指さず、少しずつ慣れていければ大丈夫。
これから入学を迎えるご家庭の、ちょっとした心の準備につながればうれしいです。

(H.S)