子育て 3〜6歳

小学校入学前の大切な節目「5歳児健診」を受けて

「5歳児健診のお知らせが届いたけれど、どんなことをするんだろう?」。1歳半健診や3歳児健診は経験していても、5歳児健診はまだ受けたことがないという方も多いのではないでしょうか。私も市町村から案内が届いたときは少し緊張しました。

5歳児健診は、小学校入学前の子どもの発達や生活の様子を確認し、必要に応じて相談や支援につなげるための健診で、導入・実施は各自治体の任意となっています。5歳児を育てるママライターが先日、実際に子どもの5歳児健診を受けてきました。今回は、健診の様子や受けてみて感じたことを紹介します。

雰囲気は思っていたよりも和やか

当日は、少人数のグループで健診が行われました。身体測定や子どもへの質問、言葉の発達の確認、体を動かす活動などがありましたが、どれも子どもが楽しく参加できるよう工夫されていました。先生から名前や好きな遊びなどを聞かれたり、簡単なやり取りをしたりする場面もありましたが、テストのような雰囲気ではなく、自然な会話の中で子どもの様子を見てもらっているように感じました。

全体で行う活動では、先生の動きを真似したり、体を動かしたりしながら楽しく参加していました。子どもたちは遊び感覚で取り組んでいましたが、その様子から体の使い方や集団での様子などを見ているのだと思います。

言語聴覚士による言葉の発達の確認

印象的だったのは、言語聴覚士の方との個別の時間があったことです。絵カードを見て「これは何をするもの?」といった質問に答えたりしながら、言葉の理解や表現について確認したり、言葉の発達の様子を見てもらいました。

5歳頃になると、自分の考えや気持ちを言葉で伝える場面が増えてきます。小学校に入ると先生や友達とのやり取りもさらに増えるため、言葉の発達は大切なポイントの一つです。普段の生活の中では気付きにくい部分も、専門の方に見てもらえることで安心につながりました。

子どもの成長を改めて感じる機会

子どもの成長は少しずつ進むので、普段一緒に過ごしていると、意外と気付きにくいものです。しかし、健診を通して「こんな質問に答えられるようになったんだな」「先生の話を聞いて行動できるようになったんだな」と、改めて成長を感じることができました。

また、5歳頃は友達との関わりや集団生活の中での様子、言葉の発達など、小学校入学に向けて気になることが増えてくる時期でもあります。だからこそ、このタイミングで専門職の方々に見てもらい、必要に応じて相談できる機会があることは、保護者にとっても安心につながるのではないでしょうか。

就学に向けた相談のきっかけにも

健診の最後には、それぞれの子どもの状況に応じての相談や案内がありました。わが家の場合は子どもが難聴のため、就学に向けた相談会の案内や入学後の支援についての話を聞くことができました。

また、発達や生活面で気になることがある場合は、相談会や専門機関を案内されることもあるそうです。

5歳という時期は、小学校入学まで1年ほど。保護者にとっても期待と不安が入り混じる時期ではないでしょうか。子どもの成長を喜ぶ一方で、「学校生活についていけるかな」「どんなサポートが受けられるのかな」など、気になることが出てくる家庭もあると思います。5歳児健診は、そうした不安を一人で抱え込むのではなく、専門職の方や自治体と一緒に考えるきっかけにもなると感じました。

健診の際に「何か指摘されたらどうしよう」と、不安になる方もいるかもしれません。私自身も参加する前は少し身構えていましたが、実際には子どもの成長を確認し、必要な支援や相談先につながるための大切な機会でした。そして何より、「もうすぐ小学生になるんだな」と、子どもの成長を改めて実感できる時間でもありました。

これから5歳児健診を受ける方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

(ママライターE.S)