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編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

ライフスタイル
2024.04.23

ママの就活! 準備はOK? 内定への道しるべ

「子育てが落ち着き、もう一度働きたい」「職場を変えたい」と考えていても
「転職活動って何から始めればいいかな」「働いていない期間が長いけど大丈夫かな」と不安や疑問があり、踏み出せない人もいるかもしれません。
そこで、元人事部に勤務し、数多くの就職活動生を見てきた著者が、ママになった今の視点で就職活動成功術をお伝えします。

 

 

1. まずは何する? 大切なことは情報収集!

① 女性就業支援センター マザーズジョブとやま
働く意欲のある子育て中の方や移住・転勤してきた方などを対象に、女性が働きやすい求人情報や在宅ワーク等の情報を提供してくれています。
キッズスペースもあり、子連れでも相談に行くことができます。

 

在宅ワークの講座なども開催しているのでスキルアップしながら働き方を考えることも可能です。

マザーズジョブとやま

 

 

② ハローワーク富山マザーズコーナー
妊婦や子どもがいる富山県内の人はもちろん、富山県への転居を考えている人も利用できるハローワークです。
キッズスペースがあり、遊んでいる子どもの様子を確認しながら相談員と話ができます。
相談員は企業に聞きにくいことを転職希望者に代わり質問してくれることもあります。

 

ハローワークには大企業だけでなく、中小企業や幅広い業種の企業が登録されています。
子どもを育てながら働くには様々な条件が必要となります。大手だけに絞らずいろいろな企業を検討するといいでしょう。
また、ハローワークを初めて利用する時は求人登録が必要です。事前に自宅のパソコンからインターネット上で登録しておくと、ハローワークを訪問した際に滞在時間を短くすることができ便利です。

 

 

③ 転職サイト
インターネットで検索すると、多くの転職サイトが出てきます。ほとんどの転職サイトは無料で登録が可能。
すぐに転職しない人でも、現在どのような求人が出ているのかを知るために登録しておくのも良いでしょう。

 

早めの就職を考えている場合は、プロフィール欄に職歴や自己PRをしっかり載せましょう。
プロフィール欄を見た企業からスカウトがくる場合があります。スカウト=内定ではありませんが、選考に進むチャンスのひとつです。もちろん、自分で応募することも可能です。前もってプロフィール欄を完成させておくと、希望の求人が出たときに、スピーディーに応募できます。
選考に落ちてもあまり落ち込まず、たくさん応募してチャンスをつかみましょう。

 

 

④ 人材紹介会社・人材派遣会社への登録
人材紹介会社と人材派遣会社は、どちらも企業と就職希望者を仲介する会社です。
人材紹介会社は、企業から求人の依頼を受け、要件に合う人材を紹介します。
企業と就職希望者の希望を聞き、双方の条件に近い企業を紹介し、選考から雇用契約成立までをサポートします。

 

人材派遣会社は、人材派遣会社と雇用関係にある人材を企業に派遣します。
派遣会社にもよりますが、希望の勤務時間や業務内容を担当者と相談して決め、担当者と職場見学に行けたり、業務内容に合わせた研修を受けたりすることができます。
あらかじめ契約期間が定められているため、派遣先が合わない場合は「継続しない」という形をとれます。派遣会社の手厚いサポートが魅力です。

 

 

⑤ CareeTern(キャリターン)
キャリターンは企業と転職希望者を仲介し、インターンシップを紹介してくれることが特徴です。インターンシップとは、一定期間企業で就業経験を積む制度です。
仕事内容や職場の雰囲気を知れることは、仕事を選ぶうえで大きなメリットとなります。インターンシップの内容は企業によって様々で、一日で終わるものから長期間体験できるものがあります。
インターンシップ後の選考もお互いを理解したうえで進むため、納得感・満足感につながります。

 

キャリターンでは、オンラインによる合同説明会が開催されています。企業の担当者やキャリターンを通してインターンシップを行い、実際に転職を叶えた人の体験談を聞くことができ、転職へのモチベーションを上げ、情報収集にとても有意義です。合同説明会に参加したからといって、インターンシップへ申し込みをしなくてはいけない訳ではありません。気負わず参加してみるのもいいでしょう。

→キャリターン

 

 

2. 応募する前にチェック! 譲れない条件を洗い出しましょう

ママの働き方は、出産前とは大きく変わりますよね。
保育所や幼稚園、学校で行われる参観日・運動会・発表会などのイベントや、子どもの急な発熱や怪我など、仕事を休まなくてはいけない場面が出てくるでしょう。
また、家事や育児など、仕事と家庭の両立に悩むこともあるはず。
一番大切なことはママだけが頑張らないこと。ママの心と身体にゆとりがなくなると、その生活は長く続きません。自分に合った働き方を考えましょう。

 

 

□子どもの性格、ママの性格、パパの性格はどうか
→几帳面、大らか、真面目、心配性など様々です。性格を変える必要はありません。
無理のない働き方をするために、自己分析は大切です。

 

 

□勤務時間は何時から何時まで可能か、週に何回働けるか
→勤務時間だけでなく、勤務地までの時間も考慮しましょう。
朝晩の通勤ラッシュは想像以上に時間がかかります。

 

 

□家族のサポート、家族以外のサポートはあるか
→パパや祖父母などがどのくらい手助けできるかはとても重要なポイントです。
就職活動を始めるタイミングで話し合いましょう。公的機関や民間のサポートもチェックしておきましょう。

 

 

 

 

3. 履歴書・職務経歴書を書いてみましょう

履歴書は学業や職業の経歴などを記す書類のことで、一度は記入したことがあるのではないでしょうか。
職務経歴書は、これまで経験した仕事の経験・スキル・実績をより具体的に記入するものです。
「スキルも実績もない!」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。自分が当たり前に行ってきた仕事が、企業が必要としているスキルかもしれません。

 

例えば「事務職で書類を作成していた」と言っても、作成する際に顧客や他部署との調整、納期管理、効率性など、気を付けた点はありませんでしたか?
販売職や営業職では、コミュニケーションやお客さまのニーズを把握するために工夫した点はありませんか?
自分の行ってきた仕事を具体的に記入することで、即戦力として使える能力を持った人材であると、企業に伝わりやすくなりますよ。
これまでの仕事を細かく振り返ってみましょう。

 

 

 

4. いざ面接へ

面接はドキドキしますよね。話すことが苦手な人もいるかもしれませんが、働き始めた後にミスマッチがないようお互いを知る機会です。
ありのままの自分で臨みましょう。とはいえ、緊張から自分を出せなくては悔いが残ります。ある程度聞かれることは決まっているので、準備は大切です。

 

「経歴」「志望動機」は、どの企業でも聞かれることが多い質問です。
「経歴」は、職務経歴書をしっかりと作成しておくと、面接でも利用できます。ここでも大切なことは具体的なエピソード。短い時間で自分をアピールするために、仕事をする中で自分が大切にしてきたことを話しましょう。
「志望動機」は相手を知らないと答えられない質問です。応募先のホームページの情報はしっかりと確認し、相談員がいる場合は事前に職務内容などをしっかりと確認しておくと良いですね。また、育児等で離職期間があったとしても、多くの企業は問題にしない場合が多いです。

 

頑張ってきた自分に胸を張りましょう。頭の中でイメージしていた言葉は意外と出てきません。
鏡の前で話す練習をしてみるのもひとつの手です。

 

質問としては、給与・有給休暇・残業の有無は働き始める前に必ず確認すべき項目です。
特にママの場合は、無理がない働き方かを判断するためにとても重要です。
面接の場面で聞きにくい場合は相談員にお願いするか、採用の連絡をもらった時点で確認しても大丈夫です。

 

働き始めると仕事と家庭の両立に悩み、大変な思いをすることもあるかとは思います。でも、自分の能力を発揮でき、自分を必要としてくれる場所があることは、自己肯定感の向上にも繋がります。
ママの笑顔は家族の幸せです。働けるかどうか悩んでいるママ、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。