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編集部のライターたちが書き下ろした
富山での子育てに役立つ情報をまとめています

とやまのこと
2024.03.11

子どもの体調不良、緊急度と対応を知ろう

子どもがしんどそうだったり、泣き止まなかったり……
いつもと様子の違うわが子をみるとすごく不安になりますよね。

 

ましてや、それが初めて経験する子どもの体調不良だったらなおさらです。

経過観察でよいのか、受診すべきなのか、救急車を呼ぶべきなのか判断がつかないこともあるかもしれません。
そんなときはまずは落ち着いて状況を確認しましょう。

 

 

今回は、富山県が出している小児救急医療ガイドブックを参考にして、
医療機関との上手な付き合い方を模索します。富山県の詳細ページへジャンプ

平日の体調不良は「かかりつけ医」で

 

平日の体調不良については、まずかかりつけ医を受診しましょう。
診療時間内はスタッフがそろっており、医療体制が整っています。
受診するときは、普段の子どもの症状や様子をよく知っている人が一緒に行くと、
医師に必要な情報を伝えられるので、診断がスムーズに進みます。

 

もし仕事の都合などで代理人を頼む場合は、それまでの詳しい症状や様子をしっかりと伝えたり、
メモを渡したりしておくといいでしょう。

 

かかりつけ医のメリットは、定期的な受診によって日常の状態を医師が把握し、的確な診断を受けられる点です。また、気軽に相談できるため、ちょっとした疑問や不安を質問しやすくなります。

 

 

夜間や休日に起きた体調不良「こんなときはどうしたら?」
夜間や休日など医療機関が閉まっていると、どうしたらよいのか困ってしまいますよね。

 

医療機関が休診しているときは、「休日夜間急患センター」が開いています。

富山県内で小児科のあるセンターは、「富山市・医師会急患センター」「高岡市急患医療センター」
「砺波医療圏急患センター」「新川医療圏小児急患センター」です。

地域の医師が交代で診察にあたってくれていますが、スタッフの数は限られています。受診の必要性を見極める必要がありますね。

 

 

『小児救急医療ガイドブック』では、夜間や休日の医療機関のかかり方を解説しています。
受診の目安が緊急度別に3段階に分けられているので、一部抜粋しながら紹介していきます。

 

 

【緊急度1】

緊急度1の様子

体調不良の症状がみられても、子どもが元気で機嫌も良く、おおむねいつも通りの活動ができている。

→ひとまず自宅で様子を見て、翌日かかりつけ医を受診しましょう。迷った場合は#8000での電話相談がおすすめです。

 

【緊急度2】

緊急度2の様子

ぐったりとしていて元気がない、ずっと機嫌が悪い、泣き止まないなど明らかに普段とは違う様子が見られる。

→休日夜間救急センターを受診しましょう。必要に応じて救急当番病院への紹介も行われます。

 

【緊急度3】

緊急度3の様子

意識障害、呼吸困難、大量出血など明らかに異常がみられる。

→迷わず救急車を呼びましょう。

 

 

具体的な症状別に緊急度を確認してみましょう。

 

けいれん(ひきつけ)を起こした場合

緊急度1→熱にともなったけいれんが過去にあり、今回は5分以内の短いけいれんで、止まった後は意識がいつもと同じ状態に戻っている。

緊急度2→はじめてのけいれん、けいれんが5分以上続いた、半日に2回以上けいれんが起こったなど。

緊急度3→けいれんが15分以上とまらない、けいれんの後、ボーっとして呼びかけに答えない。

 

頭を打った場合

緊急度1→たんこぶ以外の外傷がない、泣き止んだ後は元気にしている。

緊急度2→打った後、しばらくの間意識がなかった(小さい子どもはすぐ泣かなかった)、頭の痛みが強い、吐き気や気持ち悪さが続くなど。

緊急度3→意識が戻らない、けいれんを起こしている、ぐったりして元気がない。

 

誤飲・誤食をした場合

緊急度1→タバコを少しかじった(乾いたタバコで1cm以下)、プラスチック、紙、ビニール、クレヨン、
鉛筆の芯をかじった、インク、絵の具をなめた。

緊急度2→飲み込んだ後から咳き込みはじめたり、ゼーゼーしたりしている(器官に異物が入った可能性あり)。
元気だがタバコを2分の1以上食べた、医薬品、洗浄剤、殺虫剤、タバコの吸いがらを入れた水やボタン電池を飲んだなど。

緊急度3→顔色が悪い、呼吸が苦しそう、吐き気が止まらない、元気がなくボーっとしている。
 

『小児救急医療ガイドブック』では、そのほかの症状についても記載があります。
もしもの時には慌てずに確認して適切な対応を判断しましょう。

 

 

判断に迷ったらどこに相談すればよい? 

 

平日の日中であれば、かかりつけ医に電話で相談しましょう。

休日や医療機関が閉まっている夜間帯に判断がつかない不安な症状がみられたときは、
公的なこども医療相談窓口も活用してみてください。

 

「#8000」または「076-444-1099」でこども医療電話相談につながります。

窓口の営業時間は、平日19時〜翌朝9時、土曜13時〜翌朝9時、日曜・祝日朝9時〜翌朝9時です。
https://www.pref.toyama.jp/1204/kurashi/soudanshisetsu/madoguchi/kenkouiryou/kj00018760.html

 

 

こども医療電話相談「#8000」とは?

保護者が夜間や休日に子どもの症状で戸惑ったとき、看護師から受診の必要性や適切な対処方法について電話で
アドバイスを受けることができるサービスです。

ただし、この相談窓口は医師の直接診療が受けられるものではありません。保護者の不安に対して専門的な立場
からアドバイスしてくれる補助的なサービスとして活用しましょう。

 

ママたちの「#8000」リアルな体験談のトピックスもあるので、ちらも是非ご覧ください。

 

知識があれば、急な子どもの体調不良にも落ち着いて対応することができます。
『小児救急 医療ガイドブック』は要チェックです。
使えるサービスを活用しながら、医療機関とも上手に付き合いましょう。

 

 

 

 

令和4年9月1日~令和4年11月30日の期間で行われたこども医療電話相談「#8000」のデータ分析では、
全相談件数が24万9千件以上あったことが公表されています。
そのうち119番通報をすすめたケースは約2%、すぐに受診をすすめたケースは約23%だったそうです。
(令和4年度#8000情報収集分析事業
【厚労修正】■R4#8000報告書概要版v6(20230804)jpa0915、20240129 (mhlw.go.jp) )

 

 

こども医療電話相談「#8000」事業は、もともと緊急性の低い受診を減らし
救急医の負担軽減を図るために導入されたものでしたが、
毎年利用者は増加しており、重要な相談窓口の一つとなっています。

 

 

近年では医師の長時間労働と過酷な労働環境を見直す動きが活発化しており、
富山県でも医師の働き方改革を進めていく方針です。
01404354.pdf (pref.toyama.jp 富山県医師確保計画参照)

 

 

医師の負担軽減のために、私たちができることを少しだけ意識して行動すると、
医師の働き方改革も前進し、より良い医療へつながるかもしれませんね。

 

ママライター E.S)