「子どもには何かスポーツをさせたいけれど、スポーツ少年団って大変そう……」。
そんな噂を聞いて、入団を迷っているママはいませんか?
私もかつてはその一人でした。「お茶出しがあるの?」「週末が全部つぶれるなんて無理!」というイメージが先行し、正直なところ足踏みしていました。
しかし、縁があって息子が小学1年の夏にサッカーチームへの入団を決意。実際に足を踏み入れてみて感じたことと、そこから見えた子どもの大きな成長について、お話しします。
そもそもスポーツ少年団とクラブチームって何が違うの?

まず、入団前に私が一番悩んだのが、チーム選びです。サッカーを習わせるにしても、いくつか選択肢がありますよね。大きく分けるとスポーツ少年団とクラブチームがありますが、その違いは運営目的と保護者の関与度合いにあります。
1. スポーツ少年団
- 目的: スポーツを通じた青少年の健全な育成と、地域コミュニティの形成
- 指導者: 地域のボランティアコーチのほか、保護者が担当することも
- 費用: 比較的安価
- 保護者の関与: 大きい。当番(配車、見守り、備品管理など)や運営の手伝いが不可欠
- 地域性: 同じ学区や近隣の子が多く、学校の友達と気軽に参加できる
2. クラブチーム
- 目的: 競技力の向上や選手の育成(勝利至上・プロ志向)
- 指導者: 専門的な有資格者やプロのコーチ
- 費用: 高め(設備費や指導料がかかるため)
- 保護者の関与: 基本的に不要。運営はすべて外部スタッフが行う
私の場合は、「地域でのつながりを大切にしたい」という思いと、友達作りを主な目的としていたため、地域密着型のスポーツ少年団を選びました。
入団の決め手は不安を消すための最初の一歩
そもそも息子がサッカーを始めたきっかけは、入学した小学校に幼稚園時代からの友達が一人もいなかったことでした。「新しい環境で友達を作ってほしい」という願いが一番の理由です。
正直に言うと、私はサッカーのルールはさっぱり分かりません。ちまたで聞く「大変そう」という噂も重くのしかかりました。それでも、幼稚園でサッカーの経験があったことと、夫が「送迎は協力するよ」と言ってくれたことが背中を押してくれました。
入団体験に行くと、試合への参加が強制ではないことや、出欠管理がしっかりしていて家庭の予定を調整しやすそうなことが分かり、「ここならやっていけるかも」と、半ば強引に(笑)、息子をサッカーの世界へ送り出しました。
7月入団で洗礼を受けた、怒涛の毎日

いざ7月に入団してみると、始まったのは怒涛のシーズンでした。
ちょうどサッカーのハイシーズンに突入し、ほぼ毎週末に試合、朝練習、週3回の練習への送迎……。
「あれ、選ぶ競技を間違えた……?」と、暑さで朦朧としながら自問自答する毎日。何が何だか分からないうちに、一日の予定がサッカーで埋まっていきました。
でも、不思議なものです。先輩ママたちの動きを見よう見まねでならい、少しずつ準備を整え、自分のルーティンができてくると、最初ほどおっくうではなくなるから驚きです。これからスポーツ少年団デビューするママのために、私の三種の神器ならぬ必須アイテムをシェアします。
スポーツ少年団ママの「これがあると安心!」リスト
● クーラーボックス: 子どもの飲み物やお弁当の保管に必須です。
● 大きめの日傘&アウトドアチェア: 試合を見守る親の生命線。夏の暑さと体力を守ります。
● 霧吹き&氷のう: 子どもの体のクールダウンはもちろん、親の熱中症対策にも使用できます。
● 紫外線予防アイテム: 日焼け止め、帽子、アームカバーはもはや戦闘服です。
悔しさを知った息子の顔、そして自分も楽しんでいることに気づく

大変なことばかりを並べましたが、それ以上に子どもの成長は想像以上に大きかったです。
以前の息子は、少しでも勝負に負けそうになるとすぐに逃げてしまうような子でした。でも、チームに入ってからは「悔しい!」と口にするようになったのです。その言葉の裏には、仲間と協力し、勝利を目指して全力で走ったからこそ生まれる本気の感情があるのを感じました。
何より、グラウンドを駆け回る息子の楽しそうな表情!「習わせて本当によかった」と心から思える瞬間です。
そして、気づけば私自身も、カメラを片手に息子のプレーを必死で応援し、チームの勝利に一喜一憂するようになりました。
まずは「のぞいてみる」ことから

もし今、入団を迷っている方がいたら、まずは見学に行ってみてください。
最近はSNSでチームの活動風景を公開しているところも多いので、事前に雰囲気を確認することもできます。何よりも、一生懸命な子どもの姿を間近で見守れるのは、親としてこの上ない幸せな時間です。
もちろん、チームによってカラーは全く違います。まずは一度、体験練習に参加して、子ども自身が「楽しい!」と思えるか、そして家庭のライフスタイルに合うかを確認してみてください。
一番大変なのは平日の習い事への送迎かと思いますが、低学年でも練習が始まる時間が早ければ一人で行くことも可能かもしれません。わが家の場合は、通っている小学校のグラウンドが練習場所だったので行きは自分で歩き、帰りだけ迎えに行っています。高学年になれば子どもたちだけで帰宅する子も多く見かけます。
また、親同士が助け合って送迎することもあるようです。
最初は不安かもしれませんが、同じ目標に向かってがんばる仲間や、同じ悩みを持つ保護者との出会いが、きっと親自身の世界も広げてくれるはずですよ。
さあ、今度の週末は、グラウンドで一緒に応援してみませんか?
(hapima TOYAMA編集部 ママライターN.K)


